時は大正14年── 良家の子女が通う東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅に、親友の小笠原晶子が、「一緒に野球をしていただきたいの!」と声を掛けた。 突然のお願いに、思わず頷いてしまう小梅。 しかし、なぜ野球なのか?ルールも、使う道具も分からないのに。 可憐な乙女たちの奮闘物語が始まる。 「ところで、野球って、いったいどんなスポーツですの…。」