いつか、消えてゆくから。
ある夜、大学生のソウタは、見知らぬ少女ユキに出会う。
かつてソウタに助けてもらったというユキは、買い物の仕方からフォークの持ち方まで、まるで外の世界を何も知らないかのようだった。
ユキには奇妙な点がもう一つあった。それは、肌が触れることを極端に恐れているいうこと。そんな不思議な少女との奇妙な生活は、少しづつ変化を見せていく。
ユキを奪おうと迫る男たち。地球の命運を握る力がユキにはあり、世界のために犠牲になれという。
ユキに宿る力とは何か。なぜが人に触れることを拒むのか。
ついにユキは、隠してきた真実をソウタに打ち明ける。