2007年に放送されたテレビアニメ「電脳コイル」が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞や日本SF大賞など数々の賞を受賞し、高い評価を得た磯光雄監督が、同作以来15年ぶりに手がけた監督作。全6話のシリーズを前後編として公開する劇場上映版の前編。「電脳コイル」では「ARがある暮らし」を時代に先駆けて描いた礒監督が、今作では「AIがある宇宙での暮らし」を描き出す。物語の舞台は、AIの発達により誰もが宇宙空間に行けるようになった2045年。日本の商業ステーション「あんしん」で思いがけない災禍に見舞われた少年少女たちが、ネットワークが静止したなかでAIとともに冒険を繰り広げる。「電脳コイル」にも参加した井上俊之がメインアニメーターを務め、「ガンダム Gのレコンギスタ」「交響詩篇エウレカセブン」の吉田健一がキャラクターデザインを担当。